RubyGemsの月次更新へようこそ。 Ruby Centralでの私達が取り組んできたことの一部として、前月に完了した成果の振り返りを公開します。 お読みいただければ、3月のRubyGemsとRubyGems.orgになされた更新にどんなものがあったかが分かります。

RubyGemsのお知らせ

今月のRubyGemsについては、RubyGems 3.4.83.4.93.4.10、そしてBundler 2.4.82.4.92.4.10をリリースしました。

以下の改善と修正がこれらのリリースに含まれています(詳細は変更履歴を参照してください)。

  • 将来的なサーバー側のgemコンテンツ誘導機能のための、tarファイルの機能が向上しました。 #6494#6476#6390が関連します。
  • 計算されたロックファイルの自動回復による改善と関連する回帰バグの修正がありました。 #6400#6423#6552#6540#6532#6495が関連します。
  • 特殊な場合での依存解決を修正しました。 #6330#6442#6441#6535が関連します。
  • OTPとWebAuthnがCLIで有効になっている場合にOTPにフォールバックする対応を追加しました。 #6523が関連します。
  • RubyGemsとBundler Rubocopのルールを統合しました。 #6487が関連します。

今月取り組みましたが3月のリリースに含まれていないその他の改善は以下です。

  • テンプレートファイル中からBundlerバージョンを見付けだす部分についてgems.rbのロックファイルを修正しました。 #6413が関連します。
  • gemのバージョンを推進する仕様を追加しました。 #6537が関連します。
  • gemが見付からずGemfileが既定のものでないことによりbundler/setupが失敗する際により良い提案を加えました。 #6428が関連します。
  • いくつかのテストにおけるGEM_HOMEの構成の役立たない副作用を削除しました。 #6461が関連します。

3月に、RubyGemsは332個の新しいコミット、14人の著者による貢献、4504行の追加と3236行の削除が432ファイルに亙ってありました。

RubyGems.orgのお知らせ

今月、RubyGems.orgにはいくつかのバグ修正と更新があり、そのうち以下が含まれています。

  • アプリケーションジョブに既定のリトライを追加しました。 #3539が関連します。
  • 管理者ダッシュボードへのログチケットページを追加しました。 #3586が関連します。
  • Fastlyのソフトパージを修正しました。 #3619が関連します。
  • 管理者が管理者ツールから利用者のAPIキーをリセットするようにできる機能を追加しました。 #3622が関連します。
  • Rubygem#protected_daysがゼロで止まるようにすることでフレーキーテストを修正しました。 #3655が関連します。
  • ローカル環境でLaunchDarklyを無効にしました。 #3647が関連します。
  • GemContentEntryRubygemContents::Entryに改名しました。 #3669が関連します。
  • 遅延ジョブのstatsdのデプロイを削除しました。 もはや使われていないからです。 #3642が関係します。
  • バックグラウンドジョブのgemコンテンツを保存しヤンクしました。 #3454が関連します。
  • webauthnの検証においてCLIに応答を追加しました。 #3535が関連します。

3月に、RubyGems.orgは190個の新しいコミット、15人の著者による貢献がありました。 7437行の追加、2105行の削除が337ファイルに亙ってありました。

ありがとうございます

今月RubyGemsとRubyGems.orgに貢献された全ての方へ、ありがとうございます。 いただいた貢献は大変ありがたく、ご支援に感謝しています。

RubyGemsへの貢献者

RubyGems.orgへの貢献者


RubyGemsの貢献者の手引きを読むと、RubyGemsへの貢献についての詳細が分かります。 私達はあらゆる種類の貢献を歓迎しており、これにはバグ修正、機能の実装、ドキュメントの執筆と更新、バグの選定が含まれます。