2023年6月のRubyGemsの更新
RubyGemsの月次更新へようこそ。 Ruby Centralでの私達が取り組んできたことの一部として、前月に完了した成果の振り返りを公開します。 お読みいただければ、6月のRubyGemsとRubyGems.orgになされた更新にどんなものがあったかが分かります。
RubyGemsのお知らせ
今月のRubyGemsでは、RubyGems 3.4.14、3.4.15、Bundler 2.4.14、2.4.15をリリースしました。
以下の改善と修正がこれらのリリースに含まれています(詳細は変更履歴を参照してください)。
- gitのソースを使う場合にロックファイル中の順番が不定になっていた問題を解決 - #6786。
- ローカルのgemコマンドの変更を試すためのコマンドを更新 - #6761。
Performance/FlatMap
copを有効化 - #6745。- エッジケースでのエラー文言を改善 - #6733。
- 既定のgemテンプレートでGemfileを公開しないように変更 - #6723。
- 依存解決の不具合に当たったときに無限ループしてしまうのを回避する修正を追加- #6722。
- ビルドディレクトリ名に
+
記号が含まれる場合に失敗しないように変更 - #6750。
6月はRubyGemsには10人の著者による貢献で109個の新規コミットがありました。 110ファイルに亙って978行の追加と624行の削除がありました。
RubyGems.orgのお知らせ
今月、RubyGems.orgにはいくつかのバグ修正と更新があり、そのうち以下が含まれています。
toxiproxy
を更新 - #3884。- CIで使われる
kubeconform
を更新 - #3886。 webauthn_credentials.any?
と.present?
をwebauthn_enabled?に切り替え - #3867。- webauthn向けに復元コード対応を追加 - #3859。
- 同じ
created_at
の時間幅を持つバージョンに関してcreate_between
が一貫したものになるように変更 - #3887。 - gemの名前空間を予約する管理者アクションを追加 - #3875。
6月のRubyGemsには11人の著者による113個の新しいコミットがありました。 2,262行の追加と463行の削除が76ファイルに亙ってありました。
ありがとうございます
今月RubyGemsとRubyGems.orgに貢献された全ての方へ、ありがとうございます。 いただいた貢献は大変ありがたく、ご支援に感謝しています。
RubyGemsへの貢献者
- @hsbt Hiroshi SHIBATA
- @deivid-rodriguez David Rodríguez
- @davetron5000 David Copeland
- @gareth Gareth Adams
- @ioquatix Samuel Williams
- @nobu Nobuyoshi Nakada
- @andrykonchin Andrii Konchyn
- @jenshenny Jenny Shen
- @simi Josef Šimánek
- @george-ma George Ma
- @duckinator Ellen Marie Dash
RubyGems.orgへの貢献者
- @jenshenny Jenny Shen
- @ericherscovich Eric Herscovich
- @simi Josef Šimánek
- @juankuquintana Juan Ku Quintana
- @hsbt Hiroshi SHIBATA
- @bettymakes Betty Li
- @segiddins Samuel Giddins
- @indirect André Arko
- @bradly Bradly Feeley
RubyGemsの貢献者の手引きを読むと、RubyGemsへの貢献についての詳細が分かります。 私達はあらゆる種類の貢献を歓迎しており、これにはバグ修正、機能の実装、ドキュメントの執筆と更新、バグの選定が含まれます。